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「欠勤、遅刻が増えた」と事業所から相談(20代、知的障がいの女性)

せっつくすのきが取り組んだ、アフターケア(定着支援)の事例です。

相談内容

Dさんの就職している事業所から相談。
最近Dさんに欠勤や遅刻が多く、困っているとのこと。

対応

Dさんと面談。就労先や生活の状況について詳しく聞き取りしたところ、携帯電話のゲームやサイト閲覧に熱中するあまり、夜きちんと睡眠時間が取れていないことがわかった。 また、それにより携帯電話の利用料金がはね上がり、給料の大半をそこにつぎ込んでしまっていることもわかった。
Dさん同意のもと、一緒に携帯電話会社に行き、不必要と思われるオプション契約を解除する手続きのお手伝いを行う。
また、給料の使い道についてアドバイスするとともに、欠勤や遅刻など仕事への支障が出ないよう、携帯電話の取り扱いには十分気を付けるよう指導した。

結果

生活習慣が安定し、欠勤、遅刻などをしなくなり、引き続き就労することができた。


就職支援と一口にいっても、様々な支援があります。その中で、生活面をしっかり支えることも重要な就職支援の一つです。
健康管理を行う。生活習慣を整える。金銭管理をする。これら生活面が安定しなければ、社会人として毎日の通勤を継続することはできません。
事業所は、仕事中においての把握や指導はできても、生活面の把握や指導は職務上困難であることが多いと思います。
就業に必要な能力は十分に持ち合わせているのに、生活面の乱れから就労継続が困難となるケースも少なくありません。 生活面を支える保護者不在であるケースもあるため、せっつくすのきが生活支援に関わる場合も少なくありません。
せっつくすのきはこれまでに培ったノウハウを活かし、就労継続につなげられるような生活支援を、地域の障がい者就業支援センターをはじめとする関係機関と協力・連携しながら行っています。