最初からあきらめず一歩前に出て(10代、小売業、清掃)
訓練を修了された方から、メッセージをいただきました。
自分は知的障がいがあり、くすのきに来る前は高等支援で就職に向けての勉強や技能を学んでいました。自分がくすのきに来た理由は、今の自分では就職が難しいと思いくすのきで一から訓練を受けようと思ったからです。
4月からくすのきでの訓練が始まり、今まで学んだ内容もありましたがくすのきで学ぶことは新しいことのほうが多く覚えるのもかなり大変でしたが先生方が1からしっかりと教えてくださるのでわからないことがだんだんわかっていきました。主な訓練としては、フィジカルトレーニング、清掃訓練、環境整備、軽作業、オフィスアシスタントなどがあります。自分の中で大変だったのはオフィスアシスタントです。都道府県の位置を覚えたり自分以外の人の動きを見たりしないといけないので、自分の作業もしっかりとしつつ周りを見て作業をしていくのでかなり大変でした。訓練していく中で作業スピードや周りを見て動くことはしっかりと身についてくるのであせらずにするのが、大切だと思います。
全ての訓練は意味のあるものだと自分は思います。フィジカルトレーニングは体力をつけていく中で10分間縄跳びをしたり、マラソンなどもしたりします。オフィスアシスタントと軽作業はどうすれば早くできるのかと頭を使うのでそこから周りの動きを見る力やスピードが身についてきます。清掃訓練は日々の生活にも役立つものも多いのでいろいろと新しいことが分かり楽しいです。訓練で学んだことを実習や7月にあるアビリンピックなどで力を発揮し、自分はアビリンピックで優秀賞を貰い、内定もいただくことができました。
この1年を振り返ってみて、1つ1つがとてもいいものでした。いろいろな会社に行き実習などをしていく中で自分の課題、不得意なことがよく分かり、くすのきで何をしっかりと訓練をすればいいかが見えてくるので自分に合った職業や会社が分かってきました。くすのきで学んだことはこれからも役立つものが多くあります。
今年度から入校される方々に覚えていて欲しいのは、最初からあきらめず一歩前に出て自分から進んで訓練や実習をしていくことです。
自分の可能性を信じてくすのきでの1年間を過ごしてください。
(実務作業科修了、株式会社エイチ・ツー・オー スマイル勤務)