実務作業科の訓練内容
フィジカルトレーニング、各種軽作業、木工などの実習訓練により、生活態度・集中力・持続性などの向上を図り、多種多様な業種や仕事内容に対応できる体力、基礎知識、技能の開発養成を行います。社会人として必要な知識、態度、人間関係などのコミュニケーション技術もあわせて訓練します。
フィジカルトレーニング
毎日休まず元気に仕事をするためには、強い体が必要です。どんな仕事にも耐えられる体力を作るため、ほぼ毎日フィジカルトレーニングを行います。なわとび・ランニング・筋力トレーニングといったメニューをメインに行い、時には野球やサッカーなどチームプレー競技を行います。
軽作業
手先の巧緻性を高める・集中力を養う・持続力をつけるなどの課題をもって、釘さし・ネット詰め・宛名書き・ボルト締めなどの訓練を行っています。 作業の中には時間を計測してよりスピーディーな動きを要求するものがあります。 どの作業も訓練生の「できました!!」という大きな声がとびかい、活気ある授業です。
木工
木工作業に使用するいろいろな道具や機械の使い方を学び、自分が使う道具を大切にするため、手入れをする、使いやすい状態に管理するという、就労に必要な基本的スキルを身につけます。
学習
就職に必要な学習の授業を週に2回程実施しています。小学生の算数・国語ドリルを使用し学習をすすめています。 そして字の練習から履歴書の練習まで行います。
パソコン操作・パソコンデータ入力
パソコンの基本操作とデータ入力ソフトによるデータ入力作業、簡単な文書や表の作成等を実習し技能の養成を目標にしています。
ソーシャルスキルトレーニング(SST)
社会人のマナー、社会のルールに沿って、あらゆる場面を想定したロールプレイングやグループワークを通して学び合い、ソーシャルスキルを獲得していきます。
オフィスアシスタント
事務系作業で行われる、書類の仕分け、封入、配布、ファイリング作業などを学習します。
取得可能な検定<日本情報処理検定協会主催>
日本語ワープロ検定試験4,3級
時間割の例
1時限 | 9:00~9:50 | 合同軽スポーツ、フィジカルトレーニング |
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2時限 | 10:00~10:50 |
職場適応訓練 ソーシャルスキルトレーニング(SST) 学習 パソコンデータ入力 合同事務実務(グループワーク) 合同IT機器実践 |
3時限 | 10:50~11:40 | |
休憩 | 11:40~12:30 | |
4時限 | 12:30~13:20 |
就職準備訓練 軽作業 木工 清掃・環境整備 オフィスアシスタント |
5時限 | 13:20~14:10 | |
6時限 | 14:20~15:10 | |
7時限 | 15:10~16:00 |
OA実務科と合同で行う行事など
訓練生の協調性、社会性を高めることを目的に、実務作業科とOA実務科が合同で訓練や行事を行っています。互いの障がいについて理解するとともに、同じ就職を目指す仲間と絆を深める大切な時間となっています。
合同軽スポーツ
ボッチャ、風船バレー、コロコロ卓球、スカットボールなど、障がいがあっても参加できるスポーツを行います。審判や準備も訓練生が行い、協調性、自主性、チームワークを養います。
合同事務実務(グループワーク)
事務系作業での書類の仕分け、封入、ファイリング、配布作業などを行います。また、グループでの役割分担による共同作業の実習を行います。
合同IT機器実践
パソコンの基本操作、簡単な文書作成、表作成、スライド作成、ホームページ作成や地図アプリ、WEB検索、経路検索などを学習します。
手話
手話の講習会を行っています。特例子会社では聴覚障がい者が多数おられるという状況、様々な障がいの理解が必要とされる状況をふまえ、基本となるあいさつ、自己紹介、簡単な日常会話が可能となるよう練習しています。
くすのき会
生徒会のような訓練生主体の組織です。それぞれの障がいの状況をふまえて、すべての訓練生が楽しめる行事を試行錯誤しながら企画・実施しています。