就職支援

高い就職率を実現する「せっつくすのき」の就職支援をご紹介します。

就職活動の流れ

訓練→面接・実習→内定→定着支援
職業訓練 各科目の高い専門知識や技術を磨くだけでなく、就職先で求められる社会人としての態度を意識した訓練指導に取り組んでいます。基本的なことでは、「挨拶をしっかり行う」「身だしなみを整える」「しっかり返事をする」「字を丁寧にきれいに書く」など。
高い技能や適切な態度の習得は、就職活動を有効に進める上でも大切なことであり、それらを身に付けることが、職業人としての第一歩だと考えています。
就職活動 就職活動に最も力を入れているといっても過言ではありません。就職活動といえば、自己分析を経て応募先の選定に始まり、職場実習、履歴書・職務経歴書といった応募書類の作成、就職面接などが主となります。
職場実習は関係事業所の協力を得て、現場での実践力を養います。実習中は定期的に職員が観察訪問し、アドバイスや調整を行います。終了後は実習内容を振返り、課題を次に繋げていきます。
応募書類においては、職務経歴の棚卸を行い、取得資格やアピール材料を盛り込むなどきちんと作り上げることが採用に結び付きます。就職面接に向けては訓練生の良さを引き出せるよう、模擬面接を繰り返し行っています。
内定・就職 内定通知を手にすることが、まずは大きな目標です。障がい者面接会から選考され採用される場合、ハローワーク等の求人応募で採用が決まる場合、職場実習での働きが評価され採用につながる場合等々、いく通りもの内定への道があります。
しかし当センターは、内定をゴールではなくスタートだと考えています。就労場所の切符を手に入れた先の、職場定着が大きな目標です。
アフターケア アフターケア(定着支援)に手厚く取り組んでいます。同法人内の茨木摂津就業・生活支援センターをはじめ、他の就業・生活支援センターとも連携をはかりながら修了生の職業生活をサポートしています。随時、修了生からの相談を電話・メール等で受け付け、面談等を行ったり、定期的に職場訪問を行う中で、事業所からの相談をいただく場合もあります。「いつでも『せっつ くすのき』に相談できる」。今後も修了生、事業所からそのように思っていただけるようなアフターケアを展開して参ります。

アフターケア

アフターケアの重要性

せっつくすのきの支援は、就職先が決まれば終了というわけではありません。
就職した後、長く継続して働ける環境を整えることが重要だと考えています。

日々変化する職場や生活環境の中で、働きづらくなってしまうこともあるでしょう。 時に辞めたくなることもあるかもしれません。 私たちは就職支援の専門機関として、事業所の立場、修了生本人の立場、それぞれの意見に耳を傾けながら、解決の道を模索します。

特に修了生本人には、一人ひとりに合った支援に取り組みながら職場定着につなげています。
せっつくすのきのアフターケアが、なぜ有効なのか。それは、職員と修了生が強い信頼関係で結ばれているからに他なりません。
自分の障がいと向き合い、社会的自立を目指す一年間という訓練期間。ともに喜び悲しみ、そしてともに苦しみを乗り越えてきた絆が、せっつくすのきのアフターケアの成功例を生み出しています。

少人数で、一人ひとりの将来を本気で考え取り組む訓練校だからこそ、築き上げられる信頼関係。
就職支援30年という実績。
せっつくすのきだからこそできるアフターケアです。

以下に、今まで実際に行われたアフターケアの例をご紹介します。

ケース1

Aさんの場合(典型的なアフターケアの例)
20代、男性、知的障がい、修了から1年半経過した時のこと

ケース2

Bさんの場合(修了時に就職が決まらなかった例)
10代、男性、身体障がい(車イス)

ケース3

Cさんの場合(離職後の就職支援の例)
20代、女性、身体障がい(車イス)

ケース4

Dさんの場合(生活面での支援の例)
20代、女性、知的障がい



ケース1 Aさんの場合(典型的なアフターケアの例)
20代、男性、知的障がい、修了から1年半経過した時のこと

きっかけ Aさんより「相談したいことがある」と入電。
就労に支障がないように日程調整の上、面談を行う。
相談内容 仕事内容が難しくて、続けられない。もうやめたいと思っている。
対応1 本人から状況についてよく聞き取りの上、就業場所を訪問。就労の様子を観察したうえで、現場担当者からも話を伺う。
事業所からの声 就職して1年半が経ち、新しい仕事も覚えてほしいと思っている。
今までの仕事ぶりから、新しい仕事もできるはずなのに、なぜかうまくいかない。
訪問した職員の見解 Aさんの力は高く評価されているが、それゆえ、本人の能力以上の仕事を求められている。
言いたいことをすべて伝えるのは難しいというAさんの特性上、しっかり事業所に気持ちも伝えきれていないようだ。
自閉的傾向が強いAさんは、新しいことへの対応により多くの時間を必要とする。
仕事内容の指導方法について、職員も共に考えさせていただけると様々な工夫案が出てくるのではないか。
対応2 上記、職員の見解を事業所に伝えたうえ、定期的に訪問を続け、Aさんに適した指導方法をアドバイスさせていただく。
障がい特性についても、改めて職員から事業所にわかりやすく具体的に説明をし、担当現場の方に理解していただいた。Aさんにも、仕事に必要なコミュニケーション方法について改めて指導。
結果 Aさん:自分が必要とされていることを実感し、気持ちも新たに仕事を続けることができた。
事業所側:Aさんに何をどこまで求めるかについて、仕事内容を整理。離職を食い止めることができた。


くすのきだから
できたこと

知的障がい者への指示や指導は、個々の特性に応じた対応が求められ、仕事内容や職場環境が変化する中、有効な方法を見つけるのに時間を費やすこともあるでしょう。
また、知的障がい者自身が自分のできること、できないことを正確に把握し、事業所へしっかり正確に伝えることは容易ではないかもしれません。
せっつくすのきは、本人ができることとできないことを明確にし、且つ今できないことでも様々なやり方によってできるようになることがあるという視点で指導を行っています。
そのような中、訓練生の障がい特性やできること、できないことを事業所にしっかりとお伝えし、就労後も必要に応じて指導やアドバイスに関わらせていただく。
せっつ くすのきが間に入り、このケースのような取り組みを行うことで、多くの修了生、そして事業所にお役に立てることがあると思います。
修了生が職業人として大いに成長できるように導いていき、修了し何年か後には立派な社会人としてバリバリ働いている姿を見るのが私たちの願いです。
くすのきでは、障がい者の就労支援を長きに渡り行ってきた中で、ほんの少しのボタンのかけ違いから、修了生が離職に至ってしまった苦い経験も少なくありません。
それをできるだけ未然に防ぐこともまた、私達の役割であると考えています。
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ケース2 Bさんの場合(修了時に就職が決まらなかった場合)
10代、男性、身体障がい(車イス)

状況 Bさんは順調に訓練期間を経過。事業所での職場実習を重ね、実習先からも高い評価を得ていたが、就職活動もいよいよ正念場というところで体調を崩した。
検査の結果、手術が必要であることがわかったので、就職活動をいったんストップすることにした。手術は訓練修了3ヶ月後に行うことに決まり、修了後は週に1度、聴講生としてくすのきに通い、術後の就職活動を視野に入れながら、生活リズムや体調維持に努めた。
修了後、4か月経過 手術後、Bさんの体調が安定したのを見計らい、就職活動を再開。
実習先だった事業所にもBさんの状態が安定したことを連絡すると、
「今ちょうど募集求人を出しているので応募してみては」と声をかけていただいた。
対応 職員のアドバイスの下、応募書類を作成し、実習先事業所に応募。通勤経路のシミュレーション、面接練習などを経て面接試験に臨んだ。
結果 無事に内定。
修了後、6ヶ月目で就労開始。


くすのきだから
できたこと

せっつくすのきの就職支援は、修了日を迎えたら終了ではありません。
様々な事情で、修了までに就職先が決まらないケースもありますが、本人が納得する進路が決定するまで支援を続けていきます。
Bさんをスムーズに内定まで導けたのは、Bさんの努力も勿論ですが、実習を受けていただいた事業所と、せっつくすのきのつながりがあったからこそ。
普段から事業所および就職希望の訓練生・修了生とコミュニケーションをはかることで、双方のニーズを把握し、事業所と訓練生、修了生とをより良く結びつけることが可能となります。
ありがたいことに、修了生が勤務している事業所から、新たな求人のお声をかけていただくことも多くあります。(ケース3でもご紹介)
関係機関および事業所との長年のつながりや信頼関係が、せっつくすのきのアフターケアの強みでもあり、また丁寧なアフターケアが、各事業所からの信頼につながっているのだと考えています。

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ケース3 Cさんの場合(離職後の就職支援の例)
20代、女性、身体障がい(車イス)

きっかけ Cさんが就職後何年かして、せっつくすのきに近況報告に来所。話の中で、すでに退職していることが分かった。
商品販売店舗の事務員として働いていたCさん。当初は仕事も順調で、職場からの高い評価をいただいていた。しかし、勤続○年目の時点で障がいの状態が悪化。通勤が困難となり仕事を退職せざるを得なかった。
しかし、職業技術や就労意欲は十分にあるCさん。就職活動をどのように進めたらよいか悩みつつ、なかなか動き始められない状態であることがわかった。
対応 Cさんの現状をしっかり聞き取り、適した求人情報を協力して探すことに。
偶然にも、すでに修了生が就職している会社から、在宅勤務の人材を探しているとの連絡を受けCさんに紹介。Cさんに対応できる仕事内容かをしっかり検討したうえで、求人に応募した。
結果 無事に内定。
在宅勤務という自分に合った働き方を見つけ、就労を続けている。


くすのきだから
できたこと

せっつくすのきには、修了生がたくさん訪問してくれます。
元気に働いていることを報告に来る、後輩の様子を見に来る、仕事のグチを言いに来る、仕事を辞めようか相談に来る…。
理由は様々ですが、それぞれせっつくすのきを懐かしみ、また相談できる場所として信頼して帰ってきてくれます。
私たち職員もせっつくすのきがそのように、修了生の皆さんにとって「いつでも気軽に相談できる場所」であることが願いです。
修了生が働きづらさを抱え悩んでいる時、離職し就職活動をしている時などは、せっつくすのきの出番です。
最終的には、修了生本人が納得できるような形になるよう、可能な限りの支援を続けていきます。

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ケース4 Dさんの場合(生活面での支援の例)
20代、女性、知的障がい

きっかけ Dさんの就職している事業所から相談。
最近Dさんに欠勤や遅刻が多く、困っているとのこと。
対応 Dさんと面談。就労先や生活の状況について詳しく聞き取りしたところ、携帯電話のゲームやサイト閲覧に熱中するあまり、夜きちんと睡眠時間が取れていないことがわかった。 また、それにより携帯電話の利用料金がはね上がり、給料の大半をそこにつぎ込んでしまっていることもわかった。
Dさん同意のもと、一緒に携帯電話会社に行き、不必要と思われるオプション契約を解除する手続きのお手伝いを行う。
また、給料の使い道についてアドバイスするとともに、欠勤や遅刻など仕事への支障が出ないよう、携帯電話の取り扱いには十分気を付けるよう指導した。
結果 生活習慣が安定し、欠勤、遅刻などをしなくなり、引き続き就労することができた。


くすのきだから
できたこと

就職支援と一口にいっても、様々な支援があります。その中で、生活面をしっかり支えることも重要な就職支援の一つです。
健康管理を行う。生活習慣を整える。金銭管理をする。これら生活面が安定しなければ、社会人として毎日の通勤を継続することはできません。
事業所は、仕事中においての把握や指導はできても、生活面の把握や指導は職務上困難であることが多いと思います。
就業に必要な能力は十分に持ち合わせているのに、生活面の乱れから就労継続が困難となるケースも少なくありません。 生活面を支える保護者不在であるケースもあるため、せっつくすのきが生活支援に関わる場合も少なくありません。
せっつくすのきはこれまでに培ったノウハウを活かし、就労継続につなげられるような生活支援を、地域の障がい者就業支援センターをはじめとする関係機関と協力・連携しながら行っています。


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